ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」とは、酒蔵さんとの話の中で印象的だった事、面白かった事をメモ書きしたものです。
少し乱暴に書き並べていますがご了承ください。

小山酒造店

こやましゅぞうてん
創業1833年
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主な銘柄/越後自慢
新潟県上越市大潟区土底浜3627

新潟でもっとも小さく造る蔵
《創業以来全量袋搾り》

創業以来袋搾りに徹し、現在も全量袋搾りといますから、希少な手作り蔵と言えます。余談ですがこういう蔵の粕は上手いのです。
海に最も近い酒蔵。
創業は寺の火災で系図が残っておらず、おそらく1833年から40年ではないかということ。現在蔵元としては9代目、家としては16代目という事ですから、家柄は豪農、庄屋といった地位にあったものと考えられます。
この蔵は新潟県でもっとも生産量の小さい蔵です。よって流通はほぼ地元の晩酌酒です。

小さい蔵だから出来ることがあります。それは手を尽くして作れるということです。人間率の高い酒、それが袋搾りです。