ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」とは、酒蔵さんとの話の中で印象的だった事、面白かった事をメモ書きしたものです。
少し乱暴に書き並べていますがご了承ください。

越の華酒造

こしのはなしゅぞう
創業1870〜2018年
主な銘柄/越の華
新潟県新潟市

デザートの為の日本酒
《夢、情熱、ロマン、物語、話題性、価値》

昭和26年、蔵の再生の為に北海道から命を受けてこの地に来た。現社長が2歳の時だった。
日本酒には食前酒、食中酒はあるが食後酒というのは無い…、こんな発想から生まれたのが“カワセミの旅”。そのままいただくのも良し、チョコレートとのペアリングを完成させた。
この日本酒がタイミングよくフランスのショコラティエ、ジャン・ポール・エバン氏と繋がり「これは私が理想としていた日本酒だ!」と唸らせた。そこからロブションでサーブする事になった。ロブションでは32名のシェフがブラインドテイスティングを行い、真っ先に選んだのがこの“カワセミの旅”だった。
大概の蔵は戦時中企業調整で閉鎖か統合をさせられているが、この蔵は珍しくそれがなくずっと続いている蔵。

小さな蔵が作り出した独自固有の美味しい酒。この酒を呑むと笑顔がこぼれるはずです。社長は愛、情熱、ロマン、物語を熱く語る方です。

-TOPICS-
【2018.12】解散という形で惜しまれつつ蔵の門を閉じた。
【2020.01】フランスのショコラティエが認めていた日本酒「カワセミの旅」を高橋酒造(長岡市)が引き継ぎ製造販売することになった。